話し始めたり本人なりのこだわりが出てきたりと、日々できることが増えていくのを感じるのが1歳の子どもです。そんな1歳のお子さんにおすすめの絵本をご紹介します。
いろんなことができるようになり好奇心旺盛な1歳
公園に行けば自分の好奇心のまま歩き始める1歳。なかなか目が離せない時期でもあります。家の中で少し目を離していたら、いつのまにか部屋中が散らかっていた、というのもよくある日常でしょう。親御さんからすれば嬉しくもはらはらする時期ですが、お子さんの好奇心に応えることで、子どもの世界はどんどん広がります。絵本は、お子さんの好奇心を刺激するものの一つ。一日5分でも良いので、絵本の読み聞かせをする時間をとっていただければと思います。
おおきなかぶ(A・トルストイ再話 内田莉莎子訳 佐藤忠良画/福音館書店)
言わずと知れた名作です。読んだことのある方、また保育園や小学校などで劇をやったことのある方は多いでしょう。
特徴は、「リズム感」。「うんとこしょどっこいしょ それでもかぶはぬけません」は5・7音が続き、声に出して読むと心地よいです。展開も繰り返しが続くため、子どもが好きな要素が詰まった絵本だといえます。
きんぎょがにげた(五味太郎/福音館書店)
水槽から金魚が、あらゆる場所へ逃げ出します。金魚がどこに逃げたか追っていくことで、物語は進んでいきます。
指さしをし始める時期でもある1歳。親子で金魚を探してみてはいかがでしょうか。
ボードブック パパ、お月さまとって!(エリック・カール/偕成社)
「はらぺこあおむし」でもおなじみのエリック・カールさんの絵本です。お月さまと遊びたがっている娘のために、お父さんが大きなはしごを持ってお月さまのもとへと登っていきます。
絵本には仕掛けもあるので、大迫力です。絵本屋Hottoでは、小さいお子さんでも安心のボードブック版もご用意しております。
くらいくらい(はせがわせつこ作 やぎゅうけんいちろう画/福音館書店)
犬や猫や猿など、いろいろな動物が暗い部屋に明かりをつけていきます。リズム感のある文章とともに展開が繰り返されるため、お子さんも夢中になるでしょう。
おやすみなさいおつきさま
寝る前におすすめの絵本です。かわいらしい絵で、細かく部屋の様子が描かれているため、お子さんの好奇心を刺激してくれます。読み聞かせしながら、指差しするお子さんに応えてあげましょう。
子どもの好奇心に応えよう
1歳のお子さんは目が離せない大変な時期でもあります。しかし、好奇心に応えてあげることで、親からの愛情を感じるでしょう。絵本と一緒に、親子のゆったりした時間をお過ごしください。