本日のおすすめ絵本は『わすれられないおくりもの』です。
周囲のみんなにしたわれているアナグマは歳を取り、自分の死期を悟ります。それでもアナグマは死を恐れていません。死とは何かを知っているためです。
アナグマが死んでしまった後、周囲の動物たちは悲しみます。それでも、アナグマが自分たちに残してくれたものを振り返り、温かい気持ちになるのです。
私は新聞記者時代、多くの「死」に触れてきました。記者になってから、より死を身近に感じるようになり、何気ない毎日が当たり前のものではないと感じるようになりました。コロナ禍によって、同じような思いになった方も多いのではないでしょうか。
死とは何か。今の時代だからこそ、お子さんと絵本を読みながら考えてみても良いかもしれません。