本日のおすすめ絵本は『めっきらもっきらどおんどん」です。
神社で主人公のかんたがでたらめな歌を歌う場面から物語は始まります。「めっきらもっきらどおんどん」。すると御神木の根にある穴の中から、かんたを呼ぶ声がするのです。穴に吸い込まれたかんたは不思議な世界に迷い込みます。
現世とどこか違う世界に迷い込むというお話は、人気のある物語の形式ですね。私はこれを読んで高橋留美子さんの漫画『犬夜叉』を思い出しました。こちらもやはり、現世と違う世界を結ぶのは神社でした(犬夜叉の場合は井戸でしたね)。
神が宿る場所にやはり人はロマン、物語を感じるのでしょう。かんたと一緒に冒険の旅に出かけてみてはいかがでしょうか。