本日のおすすめ絵本は『フレデリック』です。
いろいろなグッズも展開されている有名な作品。牧場の石垣に住んでいる野ネズミたちの物語です。野ネズミたちは冬ごもりのため食料を運んでいます。そんな野ネズミのなかで、変わった動きをするものが一匹。フレデリックという名前で、食料を運ばず光を体に溜めたり、色を集めたりしているのでした。
かわいらしい野ネズミたちの物語ですが、考えさせられる作品でもあると思います。私は芸術や娯楽の大切さを訴えていると受け止めました。これらの分野は、世の中が厳しい情勢だと厳しい目で見られがちです。コロナの始まりのころにライブを開催したアーティストが叩かれた例もありました。
「窮屈な世の中になっている」といわれる昨今ですが、芸術や娯楽の素晴らしさを感じつつ過ごしていきたいもの。この絵本の野ネズミたちの姿からそのように考えた次第です。