本日のおすすめ絵本は『チロヌップのきつね』です。
チロヌップはアイヌ語でキツネという意味だそうです。物語はチロヌップという島を舞台に進みます。
毎年チロヌップを訪れる「じいさん」「ばあさん」。2人はある日、群れからはぐれた子ギツネに出会います。子ギツネに「ちびこ」という名前をつけ、かわいがるのでした。
2人はやがて、島を離れます。ちびたは群れに帰り、2人を見送ります。この時代は、戦争の真っ只中。ちびたたちキツネの運命はどうなってしまうのでしょうか。
読み進めると悲しくなりますが、柔らかい絵柄と結末に心が温まるでしょう。少し長めのため、小学生ぐらいのお子さまへの読み聞かせにもおすすめです。ぜひお手に取られてください。