ぼくがラーメンたべてるとき

こんにちは。絵本屋Hottoです。

本日のおすすめ絵本は『ぼくがラーメンたべてるとき』。長谷川義史さんの絵本です。

「ぼくがラーメンだへてるとき、となりでミケがあくびした」「となりでミケがあくびしたとき となりのみっちゃんがチャンネルかえた」と日常の一コマが描かれていきます。

ぼくがらーめんたべてるとき、ある人はチャンネルを変え、ある人はバイオリンを弾き、ある人はバットを振っている。それぞれが、同じ時間で違うことをしています。

ほのぼのとした日常が続くかと思いきや、少しずつ考えさせる内容になってきます。ぼくがらーめんたべてるとき、となりのとなりの国では小さな女の子が赤ちゃんを抱っこしていて、またとなりの国の女の子は水を汲みにいき、ある国の女の子はパンを売っていて、どこかの山の国では男の子が倒れています。

どこでも同じように時間は流れていますが、全く違う光景がそれぞれの場所で広がっています。最後のページでは猫が窓から外を見ている様子が描かれているのですが、そのシーンも意味深です。

大人でもふと立ち止まって考えてしまう絵本になっています。

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