野原で犬と遊んでいた男の子。大きなカプセルが転がってきます。カプセルを転がしながら山を登ると、そこには8人の大きな鬼と大きなガチャガチャがありました。
鬼はカプセルを開けていきます。大きなねじまき車が入っていたり、だるま落としが入っていたり。鬼はカプセルに入っている大きなおもちゃで思い思いに遊びます。
おもしろいのは、おもちゃに神話性があることです。ふわふわぬいぐるみで遊ぶと雲ができて雨を降らせ、ひょうたん池ができたり、太鼓を叩くと雷様がやってきたり、コントローラーを操作すると地球の反対側で山が噴火したり。私も気になって調べてみましたが、神と鬼の考え方にはいろいろとあるのですね。
かわいらしい絵本ですが、なんとなく不思議で考えさせてくれるものでもあります。ぜひ、お手に取られてみてください。